アメリカとヨーロッパでは女も男も好きな人にプレゼントを贈ります。それに比べて、日本では、バレンタインデーに贈り物をするのは女だけだそうです。西洋では人にカード、花、チョコレートなどを好きな人に贈りますが、日本では義理チョコというのがあって、女が職場の男性にもチョコレートをプレゼントします。そして、その日をきっかけして、告白する人もたくさんいるらしいです。しかし、バレンタインデーはいつ、どうやって始まったのでしょう。
話は3世紀のローマから始まったのです。あの時の皇帝は戦争に出向かうから、愛と家族は戦場で戦う意志を阻むと考え、兵士達の結婚を禁じてしまったのです。その時、キリスト教徒のバレンタインは兵士達を哀れに思い、密かに結婚をさせてしまいました。しかし、皇帝はそれを許さず、バレンタインを2月14日に処刑しました。ローマ200年後、独身の男女は2月14日にくじ引きでつきあう人を決めるお祭りがったといいます。そのお祭りによって、風紀の乱れを恐れたキリスト教徒は、このお祭りを廃止し、キリスト教の殉教者をまつるお祭りにすることを決めました。その殉教者とは、恋人達のために命を落としたバレンタインでした。それ以降、2月14日は恋人達がプレゼントを贈りあう日となりました。
愛を表したい時、チョコレートはよくプレゼントをされます。しかし、チョコレートは愛と何の関係があるのでしょう。実は、16世紀、スペインのフェルナンド・コルテスがアステカ帝国からカカオ豆を持ち帰ったとき、それが恋の薬として広まったといいます。そのため、今でもチョコレートは恋愛と連想しています。
私の意見ですが、こういう祝日をきっかけに、少し歴史を勉強するのがとてもいいと思います。祝日の由来を知って祝うのがもっと楽しいと思います。
ソース:
http://valentine.stylegraph.net/knowledge/roots.html
単語:
浮かぶ(うかぶ)come to mind. float
告白(こくはく)confession
皇帝(こうてい)emperor
意志(いし)will, intention
阻む(はばむ)prevent, obstruct
兵士(へいし)soldier
哀れ(あわれ)pity
密かに(ひそかに)secretly
廃止(はいし)abolish
殉教者(じゅんきょうしゃ)martyr
帝国(ていこく)empire
連想(れんそう)associate