現在では、地球温暖化という表現をよく耳にするようになりました。その意味は文字通り、地球の(平均)温度が段々暖かくなっていく現象です。もっと正確で、正式な定義をするなら、地球表面の大気や海洋の平均温度が長期間に見て上昇する現象です。温度が暖かくなるせいで、動物の生きるシステムに変化が出るし、北極や南極の凍りが溶けて海水面が上がることになります。それから気候も突然変わって、異常気象を起こすこともあります。
私はその問題について色々話したいと思います。気になるところはいくつかあります。地球が温暖化している証拠はあるでしょうか。地球はどうして温暖化しているのでしょうか。私達の生活に悪影響はあるでしょうか。その温暖化を止めることが出来るでしょうか。そして、そのことに対して私達は何をするべきかです。
まずは、温暖化の証拠を見てみましょう。証拠といっても、地球温暖化は問題であるのは事実だと証明するための証拠じゃなくて、地球は本当に温暖化しているから起こったことを見せるためのデータです。最初はIPCC(Intergovernmental Panel on Climate)という国際組織のレポートの結果です。
(1)19世紀末以降、地球全体の年平均気温が0.3~0.6℃上昇、海面は10~25cm上昇している。気温の上昇速度は過去1万年にみられた平均昇温速度よりも大きく、自然に生じた変化のみによるものとは考えにくい。
(2)氷河が後退したり、春季の積雪面積が減少している。
(3)気候予測を行うコンピュータモデル(大気大循環モデル)の改良が進み、温室効果ガスやエアロゾル(大気中の微粒子で太陽光をさえぎる作用があるため、冷却効果を持つ)の冷却効果を考慮した計算が実際の気象データによく合致する。
そのレポートは地球温暖化の明らかな証拠になると思います。証拠はそれだけではなく、一般人も感じる異常気象が証拠になります。たとえば、数ヶ月前私の国、サウジアラビアでは温度がゼロ度以下、マイナスに下がってしまいました。それは初めてのことでした。普通なら、5度よりがると奇跡のように思われるのです。
地球温暖化の理由を述べると、あくまでも自然じゃなくて、人間の仕業だと分かります。具体的にいうと、化石燃料の使用に伴った二酸化炭素の増加が原因の一つです。人為的な温室効果ガスの増加も平均気温の上昇の原因となります。
地球温暖化は様々な悪影響をもたらすと見られています。たとえば、気温の上昇、異常気象、海水面の上昇、生態系への影響、それから社会への影響もあります。
地球温暖化を完全に止めることは出来ないかもしれませんが、そのスピードと幅を大いに縮めることが出来ます。そのために、国際政府は対策として、色々な政策を決めました。その多くはエネルギーの消費を緩和するためのルールです。
地球温暖化に対して対策をしなければならないのは政府だけじゃなくて、皆の義務だと思います。皆で地球に生きているから、皆で地球を守るべきです。
単語:
地球の温暖化 Global Warmin
平均 Average
表面 Surface
上昇 Rise(v.)
現象 Phenomena
証拠 Evidence
化石燃料 fossil fuel
異常気象 Abnormal weather